最近マラソンが中止になりまくってる。過去の中止要因は?返金は?

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東京マラソン2020の出走がエリート選手のみになったことは衝撃でした。一般ランナーは本当に気の毒。十数倍の倍率をくぐり抜けてこの結果、来年も出走権があるとはいえこの2020年のレースにかけていたランナーも多いでしょ。

さらにそれを皮切りに2020年3月現在、マラソンが中止になりまくってます。気になって調べたら本当に残念なコトですが、過去にも結構中止になってますね。早速どんな理由で中止になっているのか見ていくとしますか。

 

うう、気になる~

 

あ、そういえば今回の東京マラソン2020は参加料を返金しないということも物議を醸しましたね。ま、実質的に中止を決断するまでにかかる経費諸々あるので仕方ない面もあると思いますが。

 

おい!エントリー料返さんのんか!

と、怒ってるのはおそらく日ごろそんなにランニングと縁のない方々じゃないかなー?ま、返金ナシを受け入れる物分かりのいいオトナになるつもりはさらさらないですが、個人的にはレースの金銭的な部分のみを見て顔を赤くしたり、青くしたりするのではなく、いつも楽しませてくれてる、ランニング全体を見通した中での一事なのでそこまで執着するほどのことではない、と感じてます。

返金ないのが基本デフォルト。が、実は過去にはレースの規模や協賛関係と背景は違えど主催者の熱意が伝わるような対応があったりしました。神対応というヤツですね。

ということで過去のマラソンレースがどの様な原因で中止になったのか、またその際、参加料どうなったん?というのをまとめたのが本記事。残念ながら本記事読んでもマラソンのレースが中止になるリスクを一切回避できませんので、予め!←当たり前w

 

第3回横浜マラソン

2017年10月29日

中止原因:台風

参加料:15,000円(フル、日本人の場合)

台風で中止はやむなしも返金なしってのが話題になったレース。確かに15,000円っていうのは一般的なレースと比べても割高ではあります。が、東京マラソンまではないにしろ倍率があるレース、次回は出走権がちゃんとついてきたようで。大体3倍くらいの倍率みたいすね。

ちなみに同日、自分が住んでいる富山県では富山マラソン2017は開催されました。出走したワケですが、かなり雨風がひどく心が折れそうになったのを覚えています。なんかそれ以来富山マラソンは雨のレースであるという認識ですw

最近は台風の発生回数自体はさほど変わらないものの、日本近海の海水温度が高いことで台風の勢力が維持しやすいことから、大型化傾向にあるとのこと。

このことに一定の正当性を見出せば、台風シーズンはこれからレース中止の結構なリスク要因たり得るかも。

第4回みなまたローズマラソン

2016年5月8日

中止原因:熊本地震

参加料:3,000円(10km)等

まだ記憶にも残る熊本地震。

熊本地震(くまもとじしん)は、2016年(平成28年)4月14日(木)21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震。

気象庁震度階級では最も大きい震度7を観測する地震が4月14日夜(前記時刻)および4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している

出典:熊本地震(2016)|ウィキペディア

 

消防庁の発表によると、2018年4月13日現在、住宅の全壊が8,673棟、半壊が34,726棟、一部破損が162,479棟、床上浸水が114棟、床下浸水が156棟、確認されている。また公共建物の被害が439棟確認されている

出典:熊本地震(2016)|ウィキペディア

こうして改めて見てみるとやはりかなりの規模ですね。レースはそれから約3週間後ですが、このような被害。雰囲気的なところも含め全くレースどころではないでしょう。

また参加料は上述のとおり控えめですが、返金はナシ。一部が熊本地震の義援金に強制的に充てられた模様。

第30回えびの京町温泉マラソン

2016年5月15日

中止原因:熊本地震

参加料:4,100円(ハーフ)等

このレースも熊本地震によって中止に。ただエントリー料はみなまたローズマラソンと違い、

①銀行振り込みにて返金

②熊本地震の義援金へ充当

と、エントリーしたランナーに選択する権利があったよう。これは当時の状況も考慮し、さらに走れなかったランナーにも配慮した対応だと。こういう選択肢があるのはいいすね!同じ義援金という結果になっても、なんか自分で選ばせてもらえる感じだけで納得度、全然違う。

イレギュラーなケースかもですが、主催者の熱意が感ビシビシ感じられる!

第30回出水ツルマラソン

2017年10月22日

中止原因:衆議院総選挙(解散の為)

参加料:4,500円(フル)等

国政選挙によるボランティアスタッフの不足、コース周りの投票所への影響等で中止となる。しっかしこのレース、参加料がフルマラソンでも4,500円と何てお安いんだ!今まで見た最安値(5,000円)更新。

さらに主催者、度肝抜いてきた。当該のページは削除されていますが、

なお、お預かりしました参加料とご負担いただいた払い込み手数料につきましては、準備が整い次第、現金書留にて返金をさせていただきます。

また、遠方よりお申込みいただいた皆様で、交通費、宿泊料等の取り消し料が発生された場合は、補償をさせていただきますので早期に取消手続きをいただき、領収書等の保管をお願いいたします。

もう一生ついていくわ。なんなのこの神。もうね、神々しい。このあまつさえ返金しない、もう規約に書いてあるでしょーよ!的な殺伐とした雰囲気の中、これは惚れる。別に返金なくても最早いいけど、これは異次元。なんか担当者をおもてなししたい今日この頃!

第3回交野マラソン

さー、盛り上がってきました!やっぱ人間だもの、粋な対応あるよね!

2020年4月19日

中止原因:新型コロナウィルス

参加料:3,500円(10km)等

まずは規約をご覧ください(一部抜粋)

天変地異、社会情勢、戦争等、事件・事故・疫病による中止の場合、その都度主催者が判断、決定し、ホームページ等にて告知いたします。なお、中止の場合、参加料の返金はいたしません。

出典:交野マラソン2020|交野マラソン実行委員会事務局

む。なるほど、なるほど。主催者都合ではない要因によってレースが中止された場合、返金の責務は免じられる、と。そらそうだ!悪気ないもの。にんげんだもの。

事前に謳ったモノ勝ち、イエイ!やっぱ、規約って大事よね。なんせ前もって言ってんだからさ、大体のコトは許されるぜ!

と、いう自分で事前に張ったバリアを自らの手で破壊していく、最強の創造主の弁がコチラ(一部抜粋)↓

申込規約には「参加料の返金はいたしません」と明記させていただいておりますが、規約にあります「天変地異、社会情勢、戦争等、事件、事故、疫病等による中止の場合」の大会中止判断に今回の現時点での状況は該当させず、大きく予想されるリスクに対する主催者としての事前判断という解釈のもと、
「参加料につきまして全額返金させていただきます」

出典:交野マラソン2020を楽しみにしていただいているランナーの皆様へ|交野マラソン実行委員会事務局

スゲー、なんかマジで。レどう考えても「疫病等」に該当するヤツやろ。それを「大きく予想されるリスク」とな!すげー、ファンタジスタすぎだろ!と、同時に圧倒的な男気感じる。カッコ良すぎる、こんな男に一度はなりたい。

と、話はここでは終わらない。続きがあります。この男気を支える影の立役者がいるのです。(一部抜粋)↓

交野マラソンにつきましても同様に、準備段階でかかる費用が大きくあります。
今回、このかかる費用につきまして、交野マラソン2020のご協賛企業の皆様の深いご理解とご協力、ご支援によりランナーの皆様の参加料について全額返金という対応が可能になりました。

出典:交野マラソン2020を楽しみにしていただいているランナーの皆様へ|交野マラソン実行委員会事務局

むう、引用自体が最早主役になってるが、そんなん知らん。今猛烈に感動しておるのじゃからな!だってさ、

以下想像

中止決定(断腸の思い)

(アツイ男)くっそ、せめて参加料なんとかしてやれんかい!

(委員A)いやでも、規約に返金しないって

(アツイ男)そんなんは知らん!ウィルスが蔓延し、暗い雰囲気の今だからこそ我々にできることがあるんじゃないか!規約規約ってそれが正義なのか!俺は俺のできることをやる(キリ

スポンサーにガシガシ交渉しにいく

このアツイ男にスポンサー達のココロが動く

名言「大きく予想されるリスク」爆誕!(^O^)/

アツイ男もスポンサーも地域から賞賛の雨あられ、しばらくこの賛辞が止むことはなかった。。。

こんな感じじゃなかろうか。アッツいぜ!灼熱!もう修造も真っ青じゃろ。

あースッキリ!これで言いたいことは言い尽くしたわいw

やっぱ人間力ですよ!ニンゲン力!如何にテクノロジーが進化しようが、何かがゴニョゴニョしようが人間、ヒト。人との関りが寿命にも多分に影響し得るという研究結果もあるみたいだし。

はい、本記事で伝えたいこと(そんなんあったんかw)は大体消化いたしやした。が、もうちょっとリサーチしたので消化試合やりますが←そーいうのよせw

東京荒川マラソン

2014年12月21日

中止原因:主催者の不手際で開催できず(詐欺?)

参加料:2,000円~4,000円(種目による)

はい、こんな詐欺があったのかと初めて知りましたwホントかどうかは分からないけど500万円は集まったそうで。開催してないので当然問題になり、主催者は返金に応じる旨のアナウンスはしたようだけど、その後どうなったのかは情報がない、うーむ。

場所の使用許可も得られてない等、主催者は何の事前準備もしなかったみたい。そりゃ詐欺だと言われても仕方ない。しかしコレが意図的に仕掛けられたモノであるとすれば(その可能性大っぽいが)、相ーーー当悪質であり、この幻のレースを楽しみにしてたランナーは本当に気の毒すぎる。

またこんなこと出来てしまうのはランニングしてない人の発想であり、また今後ランニングに関わって欲しくない、以上。

第8回魚沼コシヒカリ紅葉マラソン

2019年11月10日

中止原因:熊の出没多発

参加料:4,500円(10km、ハーフ)等

返金はなし。しかし熊の出没ですら中止要因になるんかと思うと、恐ろしい。自分トレランはしないけど、そっち界隈大丈夫なんかと思ってしまう。

最近は山にどんぐりとか食べるモノが少なくなってきてて、山降りて来がち。みたいなこと聞くけど自分も坂道走してるところとか、結構山がちだったりするのでちょっとコワイ。通常時に遭遇してもアレなのにランニング中、もうめっちゃ体しんどい時に出てきたらどうなんのや?即アウチじゃねーかw

第10回 いわきサンシャインマラソン

2019年2月10日

中止原因:積雪の為

参加料:7,500円(フル)3,500円(5km、10km)等

マラソンシーズンが冬季である以上、地域によっては常に付きまとう問題ですね。ただ地球温暖化の影響により、今後は次第になくなっていくコトを期待してしまう。そんな簡単な話ではないのかもだけど。

なお、参加料の返金はなかったようです。

インフルエンザで中止になったマラソンレースって?

2020年のコロナウィルスで軒並み中止になっているマラソンのレース。同じウィルス性の呼吸器系感染症であるインフルエンザによって

第32回水戸市元旦マラソン大会  2017年1月1日(鳥インフル)返金アリ
第23回新温泉町麒麟獅子マラソン大会 2009年5月24日 返金ナシ
第45回越前大野名水マラソン  2009年5月24日 返金アリ
第32回小豆島オリーブマラソン   2009年5月24日 返金不明
上記のとおりレースが中止になってますね。ちなみにインフルエンザ単体では国内で毎年1000~3000名の方が亡くなられていて最近は多めのよう。一方今回のコロナウィルスは3月20日現在まだ100名にも程遠い現状。なぜコロナウィルスだけこんなに過敏な反応になってしまうのか?コレ報道にかなりの責任があると思ってて。
正直、疫学のコトなんてぜんっぜん知らんけど、同じウィルス感染症なんじゃないの?ワクチンがまだない(中長期的にも厳しい可能性も十分考えられる)とか、新型なので未知の部分がまだまだあるって要素を考慮して、個々人への啓発目的で「程々の」熱量をもって日々報道することは必要だと思う。
ただこれほどまで全方位的に圧倒的な負の影響をもたらすほど、報道するのって合理性にかなり乏しいやろ。
ということでまずメディア、そろそろいい加減にしてほしい。報道の自由だか何だか知らんが、執拗なまでに煽って報道した結果がコレだということに気づかんか。時に偏った善意若しくは正義感は悪意よりも厄介であること認識してほしい。それか意図的にディストピアとか作り出したいんすか?だとしたら誰のために?何の為に?

はい、総括!

ここまで見てきたように、自然災害等の主催者の力でコントロールできない事象が発生しない限りはレースは中止にはならない。ま、当たり前ですね。記事中で紹介した選挙も主催者の力でコントロールできない、という意味においてはある意味災害だな、うん。
また中止になった際の返金等の対応も主催者裁量次第。返金なしがデフォですが、最近は世論の働きもあってか本記事では紹介してないですが、次回の参加料の値引き検討とか、一部クオカードにて補償とか各々の対応があるようです。
災害大国ニッポン、特にここ数年はその部分が特に浮き彫りになってきてます。今まで見たことなかった若しくは5年に1回レベルの災害の映像がほぼ毎年、というか多ければ年に複数回目の当たりにしてるように思います。
それらによって今後マラソンのレースが中止になる事態が増えてくるのかは、なんとも言えないですが少なくともエントリー成功=出走確定!ではないことは事実ですね。
あと、もうひとつの事実。レースは市民ランナーにとってモチベーション保つ手段であり、試験。本当に重要ですね!で、あるから年イチのマラソンランナーはリスクヘッジも込みで複数レース(できれば期間あける)を視野に年間計画を立てれば、走力向上にもつながるのではないかと思いますよ!

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